こうした破格の年収を支えている最大の原動力こそ、世界規模で拡大を続けるグローバルなスポーツビジネスの膨張である。なかでもDAZNや日本でサッカー配信のインフラを担うABEMAといった動画配信プラットフォームの台頭は、放映権料のインフレを劇的に推し進めた。
国際サッカー連盟(FIFA)が主導する主要大会の賞金高騰や、世界中に配信される放映権収入が各クラブへと還流することで、クラブの財政規模はここ十数年で飛躍的に増大した。ピッチ上で繰り広げられる一戦一戦が、デジタル配信を通じて全世界のスクリーンへと同時に届けられ、そこから生まれるサブスクリプション収入や広告費が、選手の年俸として還元されている。