スタジオジブリ作品が金曜ロードショーで独占的に放送され続けている背景には、1980年代からの深い歴史的経緯が存在します。もともと1984年公開の『風の谷のナウシカ』はトップクラフト制作で、テレビ初放送は他局(日本テレビ以外)で行われました。しかし、スタジオジブリ設立以降、徳間書店と日本テレビが強力なタッグを組み、映画製作への出資と地上波放映権の包括的な提携を結んだことで状況が一変します。
その関係性は時代の変遷とともにさらに強固なものとなりました。2023年にはスタジオジブリが日本テレビの子会社となる経営統合が発表され、スタジオの後継者問題の解決とクリエイティブ環境の保護が図られました。資本関係が結ばれたことで、金曜ロードショーにおけるジブリ作品の放映枠は単なる番組コンテンツを超え、グループ全体の象徴的なプレミアム枠として位置づけられています。