御朱印を拝受する前後にじっくりと堪能したいのが、境内に広がる国指定史跡・特別名勝の数々です。龍安寺の主要な見どころと、散策に必要な所要時間の目安をまとめました。
1. 方丈庭園(石庭・枯山水)
東西25メートル、南北10メートルの空間に白砂を敷き詰め、大小15個の石を配置した世界的に有名な禅庭です。どの角度から眺めても必ず1個の石が隠れて見えないという計算された配置になっており、縁側に腰を下ろして自分自身の心と向き合う静寂の時間を過ごせます。
2. 知足の蹲踞(つくばい)
方丈の北東にある茶室「蔵六庵」の露地に据えられた手水鉢(実物は非公開のため方丈裏手にある精巧な複製を間近で鑑賞可能)です。水を入れる四角い穴を漢字の「口」に見立て、周囲の文字と合わせて「吾唯足知」と読む仕掛けは、水戸黄門として知られる徳川光圀の寄進と伝えられています。
3. 鏡容池(きょうようち)と広大な回遊式庭園
かつては石庭以上に有名だったとされる広大な池で、四季折々の水鳥や睡蓮(すいれん)、春の桜、秋のモミジが水面に鮮やかに映り込みます。池の周囲を巡る遊歩道は心地よい散策コースです。
境内の拝観所要時間は、石庭での鑑賞を含めて全体でおよそ45分〜1時間が標準的です。写真をじっくり撮影したり庭園を心ゆくまで眺めたい場合は、1時間半程度の余裕を見ておくと焦らず参拝できます。