秋山温泉の心臓部とも言えるのが、地下500メートルから湧出する源泉かけ流しの「ぬる湯」です。泉温は約36℃と、人間の体温とほぼ同等。湯に入った瞬間に熱さを感じず、まるで母親の胎内に浮かんでいるかのような浮遊感を覚えます。
医学的にも、36℃前後の不感温温泉は副交感神経を優位にし、心拍数を安定させ、過度の筋緊張を解きほぐす効果が実証されています。pH9.8のアルカリ性単純温泉は肌の古い角質をやさしく洗い流す「美肌の湯」としても名高く、入浴後は肌が吸い付くようになめらかになると評判です。
常連客や専門家が推奨する入浴法は、「加温浴槽(約41℃)で体を芯まで温めた後、源泉かけ流しぬる湯(約36℃)に20分〜30分じっくり浸かる」交互浴です。血管の収縮と拡張が穏やかに繰り返され、自律神経のバランスが劇的に整います。
さらに見逃せないのがサウナエリアです。しっかりとした熱量を誇るサウナ室では、専属スタッフやゲスト熱波師による本格的な「アウフグース(熱波イベント)」が定期開催されています。アロマ水を熱せられたサウナストーンに注ぎ、立ち上る蒸気を大団扇やタオルでダイナミックに送るアウフグースは、爽快な発汗を促進。サウナを出た後は、清らかな地下水掛け流しの水風呂と、山風が吹き抜ける露天スペースの外気浴デッキで、極上の「ととのい」へ誘われます。