赤羽駅東口を出ると、迷路のように広がるアーケードと路地裏が目に飛び込んできます。この街が昼飲みの代名詞となった背景には、高度経済成長期から続く北関東方面への交通結節点としての役割と、周辺の工場地帯で働く夜勤明けの労働者を迎え入れてきた歴史的背景が存在します。
街の中核を担う赤羽一番街商店街を中心に、昭和の風情を残す迷宮のようなOK横丁、そしてディープな熱気があふれる赤羽シルクロード立ち飲みエリアなど、エリアごとに異なるグラデーションを形成しています。2026年現在の赤羽居酒屋シーンでは、昔ながらのキャッシュオンデリバリー(前金制)を貫く老舗と、モバイルオーダーやキャッシュレス決済に対応した新世代の大衆酒場が共存し、多様な客層を受け入れる懐の深さを見せています。
昼から飲める大衆酒場の多くは、午前10時から11時台にかけてオープンします。早い時間帯から暖簾をくぐることで、夕方の混雑期には味わえないゆったりとした空気感と、職人の手際よい仕込み風景を間近に楽しむことができます。