スイーツの主役といえば、天然水の氷を極限まで薄く削り出した「削り氷(けずりひ)」の存在を外すわけにはいかない。口に含んだ瞬間に雪のように消え去るそのテクスチャーは、従来のかき氷の概念を軽々と更新する。
濃厚な抹茶蜜やほうじ茶シロップをベースに、信玄餅風のきな粉アイスや、季節限定のフルーツソースが重層的なハーモニーを奏でる。夏場の大行列はもちろんのこと、冬場でも暖かい店内で温かいお茶とともに削り氷を楽しむ「冬氷」カルチャーが完全に定着した。冷たさと温かさ、苦味と甘味のコントラスト。計算し尽くされた温度差の妙が、舌の肥えた甘党たちを唸らせている。