騒動の発端は2011年5月、東京都目黒区にある閑静な低層高級マンションの共用部で起きました。当時、反町隆史・松嶋菜々子夫妻の自宅で飼育されていた愛犬のドーベルマンが、同じフロアの住人であった有名ファッションデザイナーの女性に噛みつき、太ももに全治11日の怪我を負わせる事故が発生したのです。
事故直後、反町夫妻側は速やかに被害者女性への謝罪と治療費・示談金の支払いに応じ、当事者間の示談は成立しました。しかし、問題はそこで収束しませんでした。噛まれたショックと大型犬への強い恐怖心から、被害者家族が契約期間を残してマンションを早期退去したことが、新たな法廷闘争の引き金となったのです。
被害者が退去した部屋のオーナーである不動産管理会社は、「夫妻側の不法行為(飼育規約違反および過失)によって優良な賃借人を失い、本来得られるはずだった賃料収入を喪失した」として、反町夫妻と松嶋さんの所属事務所に対し、賃料約2年分や違約金などに相当する約5220万円の損害賠償を求めて東京地方裁判所に提訴しました。