「遊楽者」と類似のニュアンスを持つ言葉には、いくつかの明確な境界線が存在します。混同しやすい類語との違いを比較表で可視化してみましょう。
決定的な違いは「対象への自律性と距離感」です。道楽者が自己をコントロールできずに破滅へと傾斜しがちなのに対し、遊楽者は「遊びそのものの粋(すい)」を嗜む主体性を失いません。また、哲学として快楽を絶対視する享楽主義者とも異なり、遊楽者はより感覚的・美意識的にその場の歓びを受け止めます。
なお、遊楽者の対義語としては「禁欲主義者(アセティック)」「苦行者」「謹厳実直な人物」などが挙げられ、生真面目に義務や節制を重んじる生き方と鮮やかな対比をなしています。