朝の空腹時血糖が高い原因とは?食事制限でも下がらない真相と対策

朝の空腹時血糖が高い原因とは?食事制限でも下がらない真相と対策

朝の空腹時血糖が高い原因とは?食事制限でも下がらない真相と対策の背景について、専門知識を詳しくお届けします。

日本糖尿病学会のガイドラインをはじめとする最新の臨床基準において、空腹時血糖値は単独の数値だけでなく、過去1〜2か月の平均血糖値を反映するヘモグロビンA1c(HbA1c)や75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)と組み合わせて多層的に評価されます。

区分・ステージ空腹時血糖値(mg/dL)HbA1c(NGSP基準)臨床的判断とリスク評価正常域100未満5.5%未満糖代謝は良好。現状の生活習慣維持が推奨される。正常高値(要経過観察)100〜1095.6〜5.9%正常範囲内だが将来の糖尿病移行リスクが存在。早期の生活改善が有効。境界型(糖尿病予備軍)110〜1256.0〜6.4%インスリン分泌遅延または抵抗性が顕在化。血管内皮障害が進行しやすい。糖尿病型126以上6.5%以上確定診断基準に該当。合併症予防に向けた専門医による治療介入が必要。

注意すべきは、空腹時血糖値が100〜109mg/dLの「正常高値」と呼ばれる段階です。自覚症状がまったくないため放置されがちですが、すでにインスリンの分泌不全が始まっているケースが多く、糖尿病予備軍の入り口として警戒が求められます。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。