食器の荷造りにおいて、ダンボール選びのミスは致命傷に直結します。「まとめたほうが楽だから」と大型の段ボールに食器を詰め込むと、総重量が30kgを超え、持ち上げた瞬間に底が抜け落ちて中身が全滅する大事故を引き起こします。
食器類は例外なく「Sサイズ(100〜110サイズ程度の小さい箱)」を使用してください。箱自体の容積を制限することで過積載を物理的に防止し、作業員の腰痛リスクや運搬時の落下リスクを最小限に抑えられます。
また、底面のガムテープ留めは「一文字貼り」では不十分です。底面の合わせ目を塞いだ後、中央に直角にテープを交差させる「十字貼り(クロステープ貼り)」、さらには両端のエッジも補強する「H字貼り」を施すことで、底抜け耐荷重を通常時の2倍以上に引き上げることができます。
箱詰めの最終ステップでは、「隙間埋め」を完璧に行います。食器を配置した後に生じる空間へ、丸めた紙や緩衝材をぎっしりと詰め込み、箱を軽く左右に揺すっても中で食器同士がカチャカチャと音を立てない状態(遊びゼロ)を作ることが破損防止の決定打となります。