小さな子どものお弁当やオフィスでのランチでは、誤飲防止やゴミを減らす目的から「つまようじなし」で仕上げたいという要望が多く寄せられます。楊枝で留めずにきれいな円筒形をキープする巻き方と焼き方には、確固たる手順があります。
第1の鉄則は、「ベーコンの端に薄力粉(または片栗粉)を薄くまぶす」ことです。粉がベーコンから出た水分や肉汁を吸って天然の接着剤(糊化作用)の役割を果たし、加熱時に上下のベーコンをしっかりと結合させます。
第2の鉄則は、「巻き終わりを真下にしてフライパンに置く」ことです。巻き終わりが浮いた状態で加熱を始めると、熱によってベーコンの端が反り返り、一気にほどけてしまいます。
第3の鉄則は、「焼き始めの最初の1分間は絶対に触らない」ことです。中火でじっくり熱を加え、接着面が焼き固まるまでフライパンを揺すったり菜箸で転がしたりしてはいけません。底面にきれいな焼き色がつき、接着が完了してから全体を均一に転がしていくのが、アスパラベーコンの剥がれない焼き方の核心です。