金子賢の芸能界キャリアの原点は、1990年代前半の俳優デビューに遡ります。1996年に公開された北野武監督の映画『Kids Return(キッズ・リターン)』で安藤政信とともにダブル主演を務め、ボクシングにのめり込む不良少年・マサル役を熱演。荒削りながらも魂を揺さぶる演技は国内外で絶賛され、一躍脚光を浴びました。
その後も、映画やテレビドラマに欠かせない実力派若手俳優として出演を重ねます。特に2002年に放送された日本テレビ系ドラマ『ごくせん』第1シリーズでは、白金学院高校3年D組のリーダー格・朝倉てつ役を演じ、硬派で人情味あふれるキャラクターでお茶の間の人気を不動のものとしました。
端正な顔立ちと危険な色気を兼ね備えた唯一無二のポジションを確立し、主役からバイプレイヤーまで演じ分ける表現力で、平成カルチャーの最前線を駆け抜けたのが俳優・金子賢の若き黄金期でした。