もう迷わない時差の求め方!東経西経の足す引く公式と計算の裏ワザ

もう迷わない時差の求め方!東経西経の足す引く公式と計算の裏ワザ

もう迷わない時差の求め方!東経西経の足す引く公式と計算の裏ワザに関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。

高校地理や難関私立中学の入試で定番となるのが、「日付変更線をまたぐ航路」「飛行機の所要時間」「サマータイム(夏時間)」を組み合わせた複合型の難問です。これらは複数の要素を一度に処理しようとするから混乱するのであって、手順を分解すれば小学生でも解けるシンプルな算数になります。

1. 飛行機の所要時間が絡む時差計算の2ステップ解法

「日本を○月○日○時に出発し、飛行機で○時間かけて現地に到着した。現地の到着時刻は何時か?」という問題は、以下のステップで機械的に処理します。

【ステップ1】出発時刻に飛行機のフライト時間をそのまま足す(日本の到着時刻を出す)
【ステップ2】その時刻から時差を調整して現地の時刻に変換する

【実践練習問題】
成田空港(東経135度)を「5月1日午前10時」に出発した航空機が、10時間飛行してロサンゼルス(西経120度)に到着した。現地ロサンゼルスの到着日時は何月何日何時か?(※サマータイムは考慮しない)

【解答プロセス】
1. 飛行時間を加算:日本を出発したのが5月1日10時。10時間後なので、日本時間では「5月1日20時」に到着したことになる。
2. 時差を計算:(135 + 120)÷ 15 = 255 ÷ 15 = 17時間。ロサンゼルスは西経なので、日本より17時間遅れている。
3. 時刻を引く:5月1日20時 − 17時間 = 5月1日午前3時。

このように、「日本時間のまま目的地に着いた時刻を出してから、最後に時差を引く」という手順を踏むだけで、日付の繰り上がりや繰り下がりによる計算ミスを完全に防ぐことができます。

2. 日付変更線(経度180度)をまたぐ際の注意点

日付変更線はほぼ経度180度の位置に設定されています。日付変更線を「西から東へ(アジアからアメリカ方面へ)越えるときは、日付を1日戻す(−1日)」、逆に「東から西へ(アメリカからアジア方面へ)越えるときは、日付を1日進める(+1日)」必要があります。

太平洋を横断する航空路線では、出発日よりも「過去」の日付に到着する現象が日常的に起きます。前述のロサンゼルス便のように「日本の夜に出発して、同日の朝や前日に到着する」のは、日付変更線を東向きに越えているためです。

3. サマータイム(Daylight Saving Time)の計算ルール

欧米などで夏季の日照時間を有効活用するために導入されているサマータイムが問題文に指定されている場合、「通常の標準時より時計を1時間進める」という処理を行います。すなわち、日本との時差が1時間縮まる(時差が9時間のロンドンであれば8時間差になる)点に注意してください。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。