なぜブラジルと日本は親密なのか?歴史とサッカー、最新事情を徹底検証

なぜブラジルと日本は親密なのか?歴史とサッカー、最新事情を徹底検証

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ブラジルと日本の特別な関係を理解する上で、決して切り離せないのが1世紀以上にわたる移住の歴史です。ブラジル日本人移住の経緯は、1908年(明治41年)に移民船「笠戸丸」が神戸港を出港し、サントス港に781人の日本人が降り立ったことから始まりました。当時、奴隷制度廃止後の労働力不足に直面していたブラジルのコーヒー農園と、近代化の過程で地方の過剰人口や経済難に苦しんでいた日本の利害が一致したことが直接の背景にあります。

原生林の開墾や過酷な労働環境、風土病といった想像を絶する苦難の中で、初期の移住者たちは誠実な働きぶりと高い農業技術によって荒地を緑豊かな農場へと変貌させました。当時現地で記された手記には、「言葉も通じず、大地と自然の脅威に晒されながらも、子孫に誇れる足跡を残すことだけを支えにした」という生々しい苦闘が綴られています。こうした先人たちのたゆまぬ努力が、現地社会における「Japones(日系人)=勤勉、誠実、信頼できる人々」という絶対的な信頼を獲得するに至りました。

現在、ブラジル国内には約270万人以上の日系人が暮らしており、これは日本国外における世界最大の日系社会です。政財界や法曹界、学術界、医療界に多くの有力者を輩出しており、現地での日本に対する好感度は極めて高い水準を維持しています。SNSやコミュニティの声を調査しても、「ブラジル人にとって日本人は兄弟のような存在」「親戚に一人は日系人がいる」といった声が日常的に見受けられ、単なる外交関係を超えた血の通った結びつきが形成されています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。