薬との相互作用といえばグレープフルーツが代表格として知られていますが、日本原産の柑橘類や交配種についても近年の機器分析により詳細なデータが判明しています。農研機構や公立大学の薬学部による測定データを総括すると、文旦は柑橘類の中でもトップクラスの阻害能を有していることが明らかになっています。
表から読み取れる通り、土佐文旦は「グレープフルーツとは別の和柑橘だから大丈夫」という理屈がまったく通用しません。日常的に口にする温州みかんとは系統が異なり、薬物動態の観点ではグレープフルーツと同列の危険度として扱わなければならないのが紛れもない事実です。