Q1:爪の横から黄色い膿が出ています。市販の消毒液を塗れば自然に治りますか?
A1:自然治癒は期待できません。膿が出ている状態は「爪周囲炎」が進行し、皮下組織で細菌感染が成立している証拠です。市販の消毒液は組織修復を遅らせる要因にもなるため、石鹸の泡とぬるま湯で優しく洗い流し、清潔なガーゼで保護した上で、早急に皮膚科を受診して抗生剤の処方を受けてください。
Q2:巻き爪による痛みと痛風の激痛は、どのように見分ければよいですか?
A2:痛む「場所」と「発症スピード」が大きな鑑別点です。巻き爪や陥入爪の痛みは爪のキワ(皮膚と爪の境界線)に局在し、靴による圧迫や歩行荷重で増悪します。一方の痛風は、爪ではなく「親指の付け根の関節(第1中足趾節関節)」が赤く腫れ上がり、夜間から早朝にかけて急激に激烈な痛みが発生するのが典型例です。痛風が疑われる場合は内科や整形外科での採血検査が必要です。
Q3:皮膚科と形成外科のどちらを受診すべきか迷っています。判断基準は?
A3:赤み、腫れ、熱感、化膿といった「急性期の炎症」を鎮めたい場合は皮膚科が適しています。一方、炎症が落ち着いているものの爪が強く湾曲している、あるいは爪の形状を整えるワイヤー矯正や根本的な小手術(フェノール法など)を希望する場合は形成外科が推奨されます。迷う場合は、巻き爪治療に注力しているクリニックの標榜科目を事前に確認すると安心です。
Q4:一度巻き爪の手術や矯正をすれば、もう二度と再発しませんか?
A4:どんな高度な治療を行っても、原因となった生活習慣が改善されなければ再発の可能性があります。歩行不足による足底圧の低下(歩かないと爪は丸まりやすい性質があります)、窮屈な靴や合わないストッキングの常用、深爪の習慣が残っていれば再び爪は変形します。治療後のスクエアカットの維持と、足指全体を使って地面を蹴る正しい歩行習慣の継続が真の完治を決定づけます。