鈴木京香さんの住まいへの情熱を象徴する最大の出来事が、日本の近代建築の巨匠である建築家・吉村順三氏が手がけた名作住宅「ヴィラ・クゥクゥ(Villa Coucou)」(1957年竣工)の継承です。取り壊しの危機に瀕していたこの歴史的建造物を、彼女自身が私財を投じて購入し、後世へ残すための保存を決断しました。
単なるコレクションではなく、専門家チームとともにオリジナル設計の意図を尊重した丁寧なリノベーションと修復作業を実施。2023年には国の登録有形文化財にも登録されるなど、日本の建築文化の保全に大きく貢献しました。住空間を単なる「消費物」ではなく「受け継ぐべき芸術」として愛でる彼女の姿勢は、多くの建築ファンや文化人からも惜しみない賛辞を送られています。