体育館から姿を消したブルマは、やがてポップカルチャーの世界で新たな生命を得ることになる。代表格が、鳥山明による世界的メガヒット作『ドラゴンボール』だ。主人公のひとりである少女「ブルマ」のネーミングは、まさにこの体操着から採られている。
『ドラゴンボール』をはじめとする80〜90年代のアニメや漫画は、日常の学校風景にあったブルマをキャラクターデザインや記号として刷り込んだ。現実の教育現場で廃止が進む一方で、サブカルチャーの文脈においてはノスタルジーやアイコンとして再定義され、世界中のファンに知られる日本独自のカルチャー用語として独り歩きしていったのだ。