なぜ油で爆発?チーズ巻き揚げが失敗ゼロになるプロ直伝の巻き方&絶品具材

なぜ油で爆発?チーズ巻き揚げが失敗ゼロになるプロ直伝の巻き方&絶品具材

なぜ油で爆発?チーズ巻き揚げが失敗ゼロになるプロ直伝の巻き方&絶品具材とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

揚げ物調理において、油跳ねや破裂が起きる最大の原因は「水分と空気の急激な熱膨張」です。チーズ巻き揚げの内部に隙間(空気だまり)が残っていると、170℃以上の高温油に入れた瞬間に空気が膨張し、皮を内側から押し破ろうとします。さらに、チーズや具材に含まれる水分が気化して水蒸気爆発を引き起こし、破れた皮の隙間から溶けたチーズが一気に油中へ噴出する構造になっています。

もうひとつの決定的な要因が、使用するチーズの性質です。市販のチーズには大きく分けて「ナチュラルチーズ(ピザ用シュレッドチーズなど)」と「プロセスチーズ」があります。ナチュラルチーズは加熱によって網目構造のタンパク質が素早く崩れ、約60℃〜65℃という低温から液状化が始まります。一方、プロセスチーズは乳化剤を加えて再加熱成形されているため熱安定性が高く、約80℃〜85℃まで原形を保つ性質があります。液状化が早いチーズほど皮の合わせ目から染み出しやすく、油の水分と接触して激しい油跳ねを誘発するリスクが高まります。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。