Q1:スーパーで安く買った食用のじゃがいもを種芋として植えても芽は出ますか?
A1:発芽自体はしますが、おすすめできません。市販の食用じゃがいもは発芽抑制処理が施されている場合があるほか、植物防疫法に基づく検査を受けていないため、「Yモザイク病」などのウイルス病や青枯病に感染しているリスクが非常に高いです。感染すると周囲の土壌を長期間汚染する恐れがあるため、必ず種苗店やホームセンターで「検査合格済みの種芋」を購入して使用してください。
Q2:種芋の切り口が黒く変色してしまいましたが、病気でしょうか?
A2:異臭がせず、表面が乾燥して硬くなっている状態であれば、空気に触れてポリフェノールが酸化したか、自ら保護層(コルク層)を形成した生理現象ですので全く問題ありません。ただし、表面がネバついて異臭がする場合や、指で押してブヨブヨと崩れる場合は雑菌により腐敗しているため、植えずに破棄してください。
Q3:植え付け時に種芋の「切り口を下」にするのと「切り口を上(逆さ植え)」にするのはどちらが良いですか?
A3:基本は「切り口を下(芽を上)」に向ける標準植えです。切り口を上にする「逆さ植え」は、芽が種芋を迂回して伸びるため発芽が遅れる一方、茎が地中で強靭に育ち強い芽だけが生き残るという特殊な農法です。初心者の方は初期成育が安定し、腐敗リスクの少ない標準的な「切り口下向け」からスタートするのが確実です。
Q4:秋植えじゃがいもにおすすめの品種は何ですか?
A4:秋栽培は休眠期間(収穫後に芽が出ない期間)が短い品種を選ぶ必要があります。「デジマ」「アンデス赤」「ニシユタカ」「ながさき黄金」などが代表的です。春植えの定番である「男爵」や「メークイン」は休眠期間が長いため、秋に植えても年内に発芽せず失敗しやすいので注意が必要です。