祭りの主役である「牛鬼」は、丸太で組まれた巨大な胴体にシュロ(または竹の葉)をまとい、長い首の先には恐ろしい鬼の面、尾には剣を持った異形の神獣です。数十人の担ぎ手によって操られ、首を激しく左右に振りながら家々の軒先に頭を突っ込んで悪魔祓いを行う姿は圧巻です。
牛鬼パレードの運行ルートと時間については、主に宇和島駅前から伸びる「牛鬼すとりーと(国道320号・市道)」および商店街「きさいやロード」を中心に展開されます。昼過ぎから夕方にかけて複数体の巨大牛鬼が激突せんばかりに対峙する場面は、シャッターチャンスとして外せません。
祭りのクライマックスを飾るのが、24日夜の和霊神社例大祭における「走り込み」です。御神輿が須賀川を遡上して神社へ還御する際、川の中に立てられた一本の御神木(竹竹)の周りを松明を持った若者たちが乱舞します。若者が竹によじ登り、先端に取り付けられた御幣(ごへい)を奪い取る瞬間、観客の歓声と水しぶきが夜の闇に炸裂し、息をのむ神聖な美しさを生み出します。