東通原子力発電所「再稼働」2026年現在地——安全審査と地元拒絶の狭間

東通原子力発電所「再稼働」2026年現在地——安全審査と地元拒絶の狭間

話題沸騰中の 東通原子力発電所「再稼働」2026年現在地——安全審査と地元拒絶の狭間について、多角的な視点を整理して公開しています。

東北電力が保有する東通原子力発電所は、1号機(沸騰水型軽水炉、出力110万kW)が2005年12月に運転を開始したが、2011年3月11日の東日本大震災以降、一度も再起動していない。2号機(改良型沸騰水型軽水炉、出力138.5万kW)は建設工事が2011年3月で中断されたまま、コンクリートの躯体がむき出しで放置されている。2026年現在もなお、両機とも法的には「停止中」であり、東北電力は正式な再稼働時期を明示できていない。

さらに重要なのは、東北電力が2013年に新規制基準への適合性審査(いわゆる安全審査)を原子力規制委員会に申請したものの、敷地内断層の評価をめぐって議論が長期化し、審査会合そのものが停滞しているという構造だ。報道各社の取材によれば、直近の審査会合でも東北電力側が提出する地質データの「解釈」を規制委が繰り返し疑問視する場面が続き、審査の見通しはまったく立っていない。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。