日本最高峰である富士山頂の「剣ヶ峰」へ到達するには、吉田ルート、富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルートのいずれかを利用します。しかし、夏期の登山シーズン(例年7月上旬〜9月上旬)は、御殿場ルートを除く大半の主要アクセス道路でマイカー規制が敷かれます。
山梨県側の吉田ルートを利用する場合、マイカーは富士山麓にある富士山パーキング(山梨県立富士北麓駐車場・約1,400台)に駐車し、そこからシャトルバスで富士スバルライン五合目を目指すのが鉄則です。2026年の富士山登山では、オーバーツーリズム対策としての入山管理・通行予約システムが定着しており、駐車場の確保だけでなく「登山口通行予約」とセットで計画することが強く求められます。
静岡県側の富士宮ルートから剣ヶ峰を最短距離で目指す場合は、標高約1,800mに位置する水ヶ塚公園駐車場(約1,000台)が拠点となります。ここから富士宮口五合目行きのシャトルバスへ乗り換えます。シャトルバスの運行時間は早朝5時台から夕方まで約30分〜1時間間隔で運行されていますが、ご来光目的の登山者が集中する時間帯にはバス待ち列が1時間以上に達することもあります。
御殿場口新五合目駐車場のみマイカー規制の対象外となっており無料で直接アクセス可能ですが、標高差が約2,300mと極めて大きく、剣ヶ峰までの登山ルート所要時間は往復で10時間以上を要する過酷な健脚向けコースです。安易な選択は遭難リスクを高めるため、十分な体力と装備が不可欠です。