気象庁が31日午後3時に発表した台風経路図によると、台風12号の現在地は沖縄本島の南東約180km、北緯25.0度・東経127.0度付近。中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速は40m/s、最大瞬間風速は55m/sです。暴風域は中心から半径110km以内、強風域は半径330kmに広がっています。進行方向は北西、速度は時速20km。予報円の中心を通る場合、台風は9月1日未明にかけて沖縄本島地方に最接近し、通過後は東シナ海へ抜けるものの、速度がやや遅いため暴風と大雨の時間が長引く恐れがあります。
注目すべきは、台風の北側に発達した雨雲が集中している点です。沖縄気象台のレーダー解析では、本島中南部で1時間に60mm以上の非常に激しい雨が断続的に観測されており、31日午後2時時点での72時間雨量は那覇市で420mm、名護市で380mmに達しています。これは平年8月の月間雨量の約2.5倍に相当します。急傾斜地や河口付近では土砂災害の危険度が急上昇しており、沖縄県と気象庁は「記録的短時間大雨情報」を本島南部に発表中です。