イアン・アンソニー・デイルの知名度を決定づけたのは、紛れもなく『HAWAII FIVE-0』におけるアダム・ノシムリ役です。シーズン2でヤクザ組織の御曹司として初登場したアダムは、当初数話限りのゲストキャラクターの予定でした。しかし、イアンが醸し出す気品とダークな色気、そしてコノ・カラカウア(演:グレイス・パーク)との切なくも情熱的な恋愛模様がファンの心を掴み、シーズン8からはメインキャスト(ファイブオーの正規メンバー)へと異例の昇格を果たしました。
自身の過去と決別し、法と正義の間で揺れ動くアダムの苦悩は、シリーズ後半の最大のドラマ的推進力となりました。撮影現場で彼が見せたプロフェッショナリズムは、共演者やプロデューサー陣からも絶賛され、番組終了時までファンから最も愛された登場人物の1人として語り継がれています。
さらに、SFサスペンス大作『サルベーション―地球の終焉―』では、小惑星衝突の危機に立ち向かうハリス・エドワーズ国防副長官役を熱演。国家の存亡を背負う重責と、父親としての苦悩を抱える知性派エリートを圧倒的な説得力で演じ分け、主役級スターとしての実力を証明しました。