【症例比較】蕁麻疹の写真で見抜く湿疹との違いと即受診の危険サイン

【症例比較】蕁麻疹の写真で見抜く湿疹との違いと即受診の危険サイン

【症例比較】蕁麻疹の写真で見抜く湿疹との違いと即受診の危険サインの重要ポイントを解説します。最新トレンドが満載です。

皮膚に生じる突発的な紅斑は、蕁麻疹以外の疾患である可能性も十分に考えられます。とりわけ内科・循環器科や皮膚科の臨床報告において、蕁麻疹と混同されやすい代表格が「多形滲出性紅斑」です。初発時は蕁麻疹様のピンク色の膨らみを見せるものの、数日かけて標的状(ターゲット状:中心が灰色っぽく脱色し、同心円状のリングを描く)の紅斑へと変化し、消退までに1〜2週間を要します。

自己判断による見誤りを防ぐため、臨床現場の基準をもとに鑑別ポイントを比較表にまとめました。

疾患・タイプ詳細・数値データ一般的な基準・持続時間編集部の見解・評価特発性・アレルギー性蕁麻疹数ミリ〜10cm以上の平坦な盛り上がり(膨疹)。境界鮮明。数十分〜数時間(最長でも24時間以内に痕なく消失)。典型例。場所を移動しながら出没。真皮浅層の浮腫が主因。コリン性蕁麻疹1〜4ミリ前後の点状膨疹。周囲に点状の紅斑(赤み)。発汗後30分〜1時間程度で自然軽快することが多い。発汗神経終末のアセチルコリン関与。刺すようなチクチク痛が目印。急性湿疹・接触皮膚炎小丘疹、小水疱、紅斑。進行すると皮むけや浸出液を伴う。数日〜数週間持続。自然には即座に消えない。表皮〜真皮の炎症破壊。ステロイド外用薬の塗布が基本選択肢。多形滲出性紅斑中央がくぼんだ標的状(ターゲット状)の浮腫性紅斑。1〜2週間以上持続し、色素沈着を残すことがある。ウイルス感染や薬剤が契機。消えない発疹として即専門医へ。
佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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