突然キレる「癇癪持ち」の正体とは?大人の怒りの原因と疲れない対処法

突然キレる「癇癪持ち」の正体とは?大人の怒りの原因と疲れない対処法

突然キレる「癇癪持ち」の正体とは?大人の怒りの原因と疲れない対処法についての最新情報をお届けします。

「短気な人」と「癇癪持ち」は混同されがちですが、心理学や精神医学の観点では明確な境界線が存在します。一般的な短気な人は、不快な出来事に対して不機嫌さを露わにしても、状況や相手の立場(上司の前か、取引先の前かなど)を瞬時に計算し、社会的破綻を招かない範囲で自制を働かせます。一方で癇癪持ちと呼ばれる人は、感情のコントロールができない状態に一瞬で陥り、場を弁えずに感情を爆破させてしまいます。

心理臨床の現場観察によると、癇癪持ちの怒りは「ゼロか百か」の極端な沸騰曲線を描きます。苛立ちが徐々に蓄積して爆発するのではなく、本人の中で設定された「マイルール」から1ミリでも外れた瞬間に、スイッチが入ったかのように怒声や物に当たる行動へ直結するのが特徴です。周囲から見れば「なぜそんな些細なことで?」と理解不能に映るトリガーであっても、当事者の脳内では耐え難い拒絶や理不尽を突きつけられたような錯覚が生じています。

さらに厄介なのは、嵐が過ぎ去った後の豹変ぶりです。激発した直後に何事もなかったかのように平然と雑談を始めたり、逆に激しい自己嫌悪に苛まれて過剰な謝罪を繰り返したりします。この情緒のジェットコースターに同乗させられる周囲は、常に地雷原を歩くような緊張感を強いられ、自律神経をすり減らすことになります。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。