厳しい勝負の世界で戦い続けた横浜流星を支えたのは、絵に描いたような堅実で温かな家庭環境でした。家族構成は、父親・母親・横浜流星本人・1歳年下の弟(海斗さん)・愛犬のキラくん(トイプードル)の4人家族+1匹です。
彼の人間形成に最も大きな影響を与えたのが、大工職人として現場で汗を流す父親の存在です。父親は無口で不器用ながら、背中で生き様を見せる絵に描いたような職人気質の人物でした。家計を支えるため実直に働き続ける父の姿を、流星少年は深い尊敬の眼差しで見つめて育ちました。
父親の教育方針は「礼儀を重んじること」と「一度自分で決めたことは途中で投げ出さず、最後までやり抜くこと」。空手でどんなに痛い思いをして帰ってきても、父が決して甘やかすことはありませんでした。しかし、試合の日は必ず遠方まで応援に駆けつけ、息子の勝利には人一倍目を細めて喜ぶという、静かで深い愛情を注ぎ続けました。
一方の母親は、過酷な稽古に明け暮れる息子の体調管理と栄養バランスを考え、毎日栄養満点の食事を作り続けました。母親の明るさと優しさは、張り詰めた勝負の世界から帰宅した彼にとって最大の安全地帯となっていました。
1歳年下の弟・海斗さんとは幼少期から大の仲良しで、近所の公園でキャッチボールをしたりゲームに熱中したりと、兄弟喧嘩をしながらも互いを認め合う無二の相棒でした。現在でも弟への感謝を公の場で口にすることが多く、芸能界という激流の中で彼が常に謙虚で地に足がついた感覚を失わないのは、この温かな家族の土台があるからに他なりません。