ネット上には昆虫採集や生き物の生態に関する情報が無数に存在しますが、中には古い俗説や危険な誤解が放置されているケースが目立ちます。
その筆頭が「バナナと焼酎を発酵させたトラップを木に塗れば簡単に捕まる」という定番ノウハウです。実際には、樹皮に直接発酵液を塗りつけるとカビが繁殖して木を腐らせる原因になるだけでなく、昼間にスズメバチを引き寄せる極めて危険なトラップと化します。観察を行う際は、ストッキングネットに果物を詰めて枝から吊るし、翌朝必ず回収して持ち帰るのが鉄則です。
また、トンボ 種類 夏の識別においても「赤とんぼ=アキアカネ」という単純な思い込みが散見されます。盛夏に見られる赤いトンボの多くはショウジョウトンボやナツアカネであり、本物のアキアカネは夏の暑さを避けて標高1,000m以上の高原地帯へ避難し、秋に里へ降りてきます。このような「季節移動」の事実を知るだけでも、自由研究の深度は飛躍的に高まります。