絶賛される一方で、事前のリサーチ不足から導入後に頭を抱えるユーザーが少なくないのが「排気問題」と「細かな日常清掃」です。購入前に絶対に押さえておくべきデメリットと対策を整理します。
■ 排気ダクト設置の必須性
Aillioは1バッチで最大1kgの豆を焼くため、1ハゼ以降から煎り止めにかけて強烈な煙とチャフ(シルバースキン)の粉塵が発生します。一般的なキッチンの換気扇の下に置くだけでは部屋中に煙が充満し、家庭用火災報知器が作動するリスクがあります。 室内で安全に運用するためには、専用の排気アダプター(3Dプリンター製やアルミ製ダクトコネクター)を装着し、耐熱アルミフレキダクト(直径75mm〜100mm)と窓枠パネルを組み合わせて煙を直接屋外へ排出する仕組みを自作または施工することが事実上必須です。
■ センサーとファンの定期メンテナンス
高精度な制御を維持するためには、日々のメンテナンスが不可欠です。 特に重要なのがIBTSセンサーレンズの清掃です。焙煎時に発生する油煙やタールがレンズに付着すると、温度の検知精度が狂い、プロファイルが大きくズレる原因になります。公式マニュアルでも5〜10バッチごとの無水エタノールによるレンズ拭き取りが強く推奨されています。また、ドラム後部のチャフコレクターや排気インペラーファンも定期的に分解・脱脂洗浄しなければ、排気効率の低下やドラム内圧の狂いを招きます。