では、実際の英語圏の人々はどのように使い分けているのか。米国在住15年の日本人ライター、カリフォルニア州在住の会社員、ロンドン在住の大学生への取材から、生の声を紹介する。
「子育て中の友人同士では『Did the baby poop?』が普通。でも職場では絶対に言わない。代わりに『I need to use the restroom』か『I have to go number two』を使う」(カリフォルニア州・30代女性会社員)
「ロンドンでは『poo』が圧倒的。『poop』はややアメリカ的。友達と笑いを取るなら『I nearly crapped my pants』だけど、これは相当親しい間柄限定」(ロンドン・20代大学生)
SNS上の使用例も調査した。X(旧Twitter)の2026年1月〜12月の英語投稿から「poop」「crap」「shit」を含む投稿を無作為抽出したところ、興味深い傾向が判明した。
- 「poop」を含む投稿:ペット・赤ちゃん・ユーモア文脈が78%
- 「crap」を含む投稿:不満・失望・軽い罵倒が62%
- 「shit」を含む投稿:怒り・驚き・強調が85%、「うんこ」の意味での使用はわずか9%
つまり、shitは「うんこ」そのものを指すよりも、間投詞や強調語として使われるケースが圧倒的に多い。この点は日本人学習者が最も誤解しやすいポイントだ。「shit=うんこ」と覚えると、実際の会話で意味が通じないどころか、相手に不快感を与える。