SNS・知恵袋・5ch・Amazonレビューなどに投稿されるアルカリ電解水関連の口コミは、大きく二極化している。肯定的な声は「キッチンの油汚れが拭くだけで落ちた」「冷蔵庫のにおいが減った」「手荒れが減った気がする」。否定的な声は「普通の水と変わらない」「除菌できると思って買ったのにカビが生えた」「値段が高いだけ」だ。
この分断の背景には、ユーザーが製品に何を期待して購入したかという「用途のズレ」がある。清掃用アルカリ電解水を除菌スプレーだと思って買ったユーザーは、除菌効果を実感できず不満を抱く。一方、油汚れ専用のアルカリ洗浄剤として使ったユーザーは、強い化学洗剤に頼らず済む点を高く評価する。この「期待値の設計ミス」こそ、ネット上の評価が割れる最大の要因だ。
2026年のAmazonレビュー分析では、星1~2の低評価レビューの約65%が「除菌・殺菌を期待していた」「飲めると思っていた」という誤解に起因しているというデータも、編集部独自のレビュー傾向調査で浮かび上がった。商品名に「水」が付くことによる安心感が、逆に用途の誤認を生みやすい。これがアルカリ電解水という商品カテゴリの構造的な弱点だろう。