高校受験市場における筑波大学附属高校偏差値は、大手模試(駿台やSAPIXなど)の基準で70超、一般的な高校偏差値一覧では77前後と算出されており、お茶の水女子大学附属や東京学芸大学附属と並ぶ国立最難関の一角です。ここ数年の筑附偏差値推移を振り返っても、都立日比谷高校の復権や私立難関校の定員厳格化といった地殻変動に左右されることなく、常に共学校の最上位に位置し続けています。
保護者や教育関係者が最も注目する筑波大学附属高校進学実績ですが、最大の指標である筑波大学附属高校東大合格者数は、例年現役・浪人を合わせて30〜45名程度を安定して記録しています。学年の生徒数が約240名(中学からの内部進学約160名、高校からの外部進学約80名)であることを鑑みると、卒業生の約15〜20%が東京大学へ進学している計算になります。加えて、京都大学、東京科学大学(旧東京工業大・東京医科歯科大)、一橋大学、さらには国公立大学医学部医学科への進学者も毎年数十名規模にのぼります。
私立の進学校と大きく異なるのは、学校側が「東大合格のためのカリキュラム」を組んでいない点です。学習指導要領を大きく逸脱する先取り授業を行わず、各教科の教員が大学レベルの高度な探究授業やゼミ形式の講義を展開します。生徒たちは自律的な家庭学習や予備校を併用しながら、教養の本質を深めつつ大学受験を突破していく構造が見て取れます。