敷地に足を踏み入れてまず目を奪われるのは、見渡す限りの青い海と整然と並ぶヨットの帆だ。従来の郊外型アウトレットモールにありがちな、巨大なコンクリート箱の中に閉じ込められるような感覚はここには一切存在しない。
2026年現在の施設計画では、建築と自然環境の境界を極限までにあいまいにする工夫が随所に凝らされている。3層構造のアコースティックなウッドデッキからは、天候が良い日には遠く房総半島までを一望できる。買い物の合間にベンチで海を眺めながらコーヒーを味わう人々にとって、ここはもはや商業施設というよりも、海辺のパブリックパークに近い感覚だ。