キャリアの絶頂期にあっても、彼は現状に甘んじることはなかった。1980年代後半、一時的に活動を休止してニューヨークへ渡った決断は、当時の芸能界に大きな衝撃を与えた。歌とダンスを基礎から学び直すための渡米。このストイックな姿勢こそが、彼を単なる一過性のアイドルから、息の長い一流のエンターテイナーへと昇華させた決定打だった。
帰国後の彼は、より洗練された大人の色気を漂わせ、「GOLDFINGER '99」などのメガヒットを連発する。若い頃に培った圧倒的なビジュアルの土台に、本場アメリカで磨いた表現力と強靭な肉体が加わった瞬間だった。常に「今の自分が最高」と言い切れる背景には、この時期の血の滲むような自己投資がある。