私たちが普段「空」とひとくくりに呼んでいる空間は、地上から宇宙の入り口に至るまで、対流圏、成層圏、中間圏、熱圏という明確な物理的階層によって構成されています。高度1万メートルの世界は、激しい気象現象が渦巻く対流圏にフタをする対流圏界面の直上にあり、オゾン層の恩恵による穏やかで澄み切った青の世界が保たれています。
飛行機の窓から見下ろす雲海や、高度を上げるごとに深みを増していく青空のグラデーションには、大気の密度、紫外線吸収による熱変化、光の散乱といった地球の精緻な物理メカニズムが凝縮されています。次に空の上へと飛び立つ際には、眼下に広がる雲のフタと頭上に広がるコバルトブルーの空間に隠された大気のドラマを、ぜひじっくりと観察してみてください。 (出典: 空 の 上(Yahoo!ニュース))
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