赤のれんの代名詞といえば、何と言っても一般的な博多の丸麺とは一線を画す「平打ち極細麺」だ。極細でありながら断面が平らな特注麺は、持ち上げた瞬間に濃厚なスープをごっそりと絡め取る。しなやかな啜り心地と、噛んだ瞬間に弾ける小麦の香ばしさ。この麺なくして赤のれんのアイデンティティは語れない。
合わせるスープは、羽釜で丸三日間かけてじっくりと骨を炊き込む伝統の製法。熟成された旨味とフレッシュな豚骨の香りが幾重にも折り重なり、特製醤油ダレのコクが全体をキュッと引き締める。表面を覆う上質な脂の膜が熱を閉じ込め、最後の一滴まで冷めることなく至福の余韻を届けてくれる。