多くの筆記具ファンが最も気にするポイントが、「通常モデルのプロフェッショナルギアと何が違うのか」という点です。両者を並べて比較すると、設計思想の細かなこだわりが浮き彫りになります。
最大の識別点となるのが、新設計されたクリップデザインです。通常のプロギアが直線的でシンプルな形状であるのに対し、プロギアΣは立体的な曲線を描く優美なクリップを採用しています。厚手のスーツ生地にもスムーズに差し込める実用性を備えつつ、胸ポケットに挿した際にチラリと覗く造形美が劇的に向上しました。
さらに、キャップトップ(天冠)の造形も見直されています。天冠のフラット部分にわずかな段差と伸びやかな傾斜を設けることで、全長が通常版より数ミリ長くなり、全体としてスマートかつ引き締まったプロポーションを獲得しました。二重リングにあしらわれた刻印の仕上げを含め、細部に宿る上質さは通常ラインと明確な差別化が図られています。