ナガシマスパーランドが誇る2大巨頭といえば、ハイブリッドコースター「白鯨(HAKUGEI)」と、ギネス級のスケールを誇る「スチールドラゴン2000」です。この2機のどちらを本命に据えるべきかは、来園者の絶叫耐性のタイプによって大きく分かれます。
ナガシマスパーランドの白鯨は、木製とスチールが融合したハイブリッド構造が生み出す、狂気じみた挙動が最大の魅力です。傾斜角度80度からの急降下直後、外側へ体が放り出されそうになる「外傾バンク」や、3回もの宙返り(インバージョン)が息をつく暇もなく襲いかかります。横GとマイナスG(浮遊感)が極めて激しく、トリッキーなスピード感を好む方に最適です。
対するスチールドラゴン2000の怖さは、最高部97m・最大落差68mという「純粋な高所への恐怖と解放感」に集約されます。むき出しの開放的なシートで地上約100mの高さまでカタカタと登っていく時間は、白鯨とは別種の圧倒的なプレッシャーを与えます。落下時の最高速度は153km/hに達し、風圧と落下Gのダイナミズムは唯一無二です。
決定的な違いを一言で言えば、「複雑なアクロバットと激しい旋回で翻弄される白鯨」か、「桁違いの高さと圧倒的直線スピードでねじ伏せるスチールドラゴン」かという点です。体力を激しく消耗するのは白鯨、高所恐怖症へのダイレクトな刺激が強いのはスチールドラゴンと言えます。