前夜祭の花火大会は、例年約15万人以上の人出を記録する超人気イベントです。打ち上げ場所の正面となるマリンゲート塩釜周辺や西埠頭は、夕方16時の段階で身動きが取れないほどの過密状態に達します。そこで取材班は、混雑のストレスを極力抑えつつ、上質な景観を確保できる穴場スポットを徹底調査しました。
鑑賞の快適性を分けるのは「打ち上げ場所からの直線距離」と「標高・抜け感」のバランスです。現地在住のカメラマンや長年通う愛好家への取材から浮かび上がった有力なスポットを厳選しました。
① 塩竈神社境内(一森山高台)
神社の境内高台からは、眼下に広がる塩釜市街の夜景と、松島湾越しに開花する花火を同時に見下ろすことができます。打ち上げ場所から約1.5km離れるため音の迫力はやや和らぎますが、境内特有の厳かな空気感の中で、人混みに押しつぶされることなく情緒あふれる花火を堪能できます。
② みやぎ生協 塩釜栄町店 周辺高台
港町を見下ろす北側の高台エリアは、知る人ぞ知る絶好のビュースポットです。遮る建物が少なく、海面に反射する花火の残光までクリアに捉えることができます。商業施設の駐車場への無断駐車は厳禁ですが、徒歩で周辺の開けた見晴らし地点へアクセスする価値は極めて高いと言えます。
③ 七ヶ浜町・湊浜〜大代方面の沿岸部
塩釜港の対岸に位置する七ヶ浜町側は、混雑の喧騒を完全に遮断できる絶好のロケーションです。打ち上げポイントを南東側からワイドに見渡すことができ、車利用の場合でも塩釜市内の大渋滞に巻き込まれずに仙台方面へ離脱しやすい地理的メリットを持ちます。
④ 千賀の浦緑地(マリンゲート東側緑地帯)
メインの西埠頭から東へ少し歩いた千賀の浦緑地は、打ち上げ場所からの距離が適度にあり、潮風を感じながら芝生エリアで鑑賞できる隠れた人気地点です。レジャーシートを広げて落ち着いて鑑賞したいファミリー層に高い支持を得ています。