ドリフ早口言葉の元ネタと革命秘話!志村けんが刻んだファンクの衝撃

ドリフ早口言葉の元ネタと革命秘話!志村けんが刻んだファンクの衝撃

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ネット上の音楽コミュニティや検索エンジン周辺で長年囁かれているのが、「ドリフの早口言葉の元ネタはクインシー・ジョーンズの『Soul Bossa Nova(ソウル・ボサノバ)』ではないか?」という言説です。しかし、音楽ジャーナリズムの視点から検証すると、これは明確な混同と誤解であることがわかります。

クインシー・ジョーンズの『Soul Bossa Nova』(映画『オースティン・パワーズ』のテーマ曲としても有名)は、同じく『全員集合』や『ドリフ大爆笑』のオープニング、あるいは別のショートコントで頻繁にBGMとして参照されていた経緯があります。また、加藤茶さんと志村けんさんによる伝説の「ヒゲダンス」のBGMがテディ・ペンダーグラスの『Do Me』であったように、ドリフは洋楽ブラックミュージックの宝庫でした。

こうした「ドリフ=海外ソウルの引用」という情報がネット上で断片的に混ざり合った結果、「早口言葉=ソウルボサノバ」という誤認が一部で拡散したと考えられます。改めて事実を整理すると、早口言葉の直接の元ネタ曲はウィルソン・ピケットの『Don't Knock My Love』であり、クインシー・ジョーンズやボブ・ジェームスといった巨匠たちの楽曲は、ドリフのコント世界全体を彩る広大な音楽的バックボーンの一部だったというのが正確な歴史的事実です。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。