ネット掲示板やSNSでは、離婚発表からダルビッシュ有との交際宣言があまりに短期間だったため、「ダルビッシュによる略奪」「既婚中の裏切り」というストーリーが独り歩きしました。しかし、この言説には明確な事実誤認が含まれています。
第一に、聖子とダルビッシュの再婚の馴れ初めです。2人が最初に出会ったのは、彼女が米国コロラド州のナショナルトレーニングセンターでコーチを務めていた時期でした。オフシーズンにトレーニング方法や栄養管理の意見交換を行うアスリート同士として知り合い、相談を重ねる中で信頼関係が構築されていきました。
当時、聖子の離婚協議はすでに大詰めを迎えており、弁護士を介した法的手続きの最終段階でした。ダルビッシュ側も元妻・紗栄子との離婚(2012年成立)を経て独身であり、法的に何らやましい点はありませんでした。ダルビッシュがSNSで交際を電撃公表した背景には、「コソコソ隠れて付き合えば、かえって彼女や子供にあらぬ疑いがかけられる。自分が矢面に立って公表する」という強い覚悟と誠意がありました。
また、レスリングの名門「山本ファミリー」の強い絆も無視できません。父・山本郁栄、姉・山本美憂、そして2018年に胃がんのため41歳の若さで急逝した兄・山本KID徳郁。常に「闘うこと」をアイデンティティとし、人生の選択に対して嘘をつかないのが山本家の信条です。兄のKIDも生前、妹が選んだ道を全面的に肯定し、ダルビッシュとも深い敬意で結ばれていました。裏切りや不貞による破局であれば、家族を何より重んじる山本家がそのような祝福の形をとるはずがありません。