実際に3Bの男性と交際した経験を持つ女性たち、および現役の業界関係者へのヒアリング取材からは、外からは見えにくいリアルな葛藤が浮き彫りになります。
都内のIT企業に勤務する20代後半の女性は、2年交際したバンドマンとの生活を次のように振り返ります。
「ライブのチケットノルマや遠征費が払えず、私の部屋に転がり込んできました。『次のワンマンが終わったら就職も考える』という言葉を信じ続けましたが、結局2年間、家賃も光熱費も全額私が負担。彼の夢を応援しているつもりが、ただの都合のいいスポンサーになっていたと気づいた時は貯金が底をついていました」
また、人気ヘアサロンで働く現役美容師(30代男性)は、業界の内情を率直に明かします。
「顧客の失客を防ぐため、好意を持たれてもあえて否定せず、曖昧な期待を持たせるようなLINEのやり取りをするスタッフは実在します。プライベートの彼女には『ただの営業LINEだから』と説明しますが、夜遅くの返信や休日のお誘い対応も含めて仕事と割り切れないと、彼女側が精神的に病んでしまうのは無理もありません」
3Bと付き合うデメリットとして共通するのは、「相手の仕事上の立ち振る舞い(営業行動)とプライベートの区別がつかなくなり、精神的摩耗が限界に達する」という点です。浮気の決定的な証拠がなくても、常に異性の影に怯え続ける日々に疲弊してしまうケースが極めて多いのです。