「山は私たちの祖先であり、神聖な場所だ。金やニッケルのために切り刻むことは許されない」。ナカナイ山脈の麓に暮らすバイニング族の長老、カフル氏は怒りをあらわにする。彼らは何世代にもわたり、この鬱蒼とした森と共生してきた。伝統的な仮面舞踊「ファイアーダンス」で知られる彼らにとって、森の改変はコミュニティの崩壊を意味する。
現在、地元のNGOとバイニング族の若者たちは、SNSを駆使して世界中に支援を呼びかけている。スマートフォンの画面越しに発信される彼らの訴えは、環境意識の高いZ世代を中心に急速に拡散中だ。グローバル資本の進出に対し、草の根のデジタル包囲網が形成されつつある。