ネット空間の言論を決定づけてきた掲示板の歴史は、波乱に満ちた管理権の変遷そのものである。創始者である西村博之(ひろゆき)氏の手を離れ、実質的な運営権がジム・ワトキンス氏へと移った騒動は、日本のインターネット史における最大の転換点の一つであった。
その後、フィリピン法人であるLoki Technology社が運営主体となるなど、ドメイン名の変更とともにプラットフォームが再編された経緯は記憶に新しい。権利関係の錯綜とプラットフォームの分裂劇は、コンテンツの二次利用を巡るルールづくりにも大きな影響を及ぼし続けている。