ゲーム理論や行動決定論の観点から見ると、ポケモンの素早さとは「選択肢の主導権(イニシアチブ)」を金銭のように購入するステータスと言えます。限られた努力値(合計510)の中で、素早さに多く投資すればするほど、攻撃力や耐久力は削られます。
育成論に迷った際は、自身のプレイスタイルに合わせて以下の判断基準で素早さ配分を決定することをおすすめします。
素早さ極振り(最速・スカーフ)を選択すべき人
- 対面構築・アグロ(速攻)パーティを好むプレイヤー:相手の行動を許さずに上から一撃で倒し切る戦術を好む場合、最速調整と同速勝負を恐れない割り切りが不可欠です。
- 起点作成・行動保証を重視するプレイヤー:ステルスロックや状態異常技を確実に先手で打ち込みたいサポート役は、最速以外の選択肢がありません。
耐久・後攻操作(サイクル・トリパ)を選択すべき人
- サイクル戦・受けループを好むプレイヤー:相手の攻撃を耐えて「とんぼがえり」「ボルトチェンジ」により後攻で安全に対面操作を行いたい場合、あえて素早さを落とす調整が正解となります。
- トリックルーム軸の重火力アタッカーを使うプレイヤー:Sを完全に切り捨ててHPと攻撃・特攻に全振りすることで、トリル展開時に攻防両面で圧倒的有利を形成できます。