手芸専門店で定番のDMC(フランス製)やコスモ(ルシアン製)、オリムパスなどの老舗メーカー品と、100均の糸には具体的にどのような差があるのでしょうか。刺繍糸DMCコスモ比較から見えてくる決定的なポイントは次の3点です。
第1の差は「シルケット加工の品質と艶」です。DMCやコスモの高級エジプト綿は、極めて長い繊維(超長綿)を高度な技術でマーセライズ加工しており、シルクのような上品な光沢と滑らかな手触りを実現しています。100均の糸はややマットまたは人工的な光沢になりやすく、立体的なステッチを入れた際の陰影の美しさに差が出ます。
第2の差は「色番号の永続性と再現性」です。メーカー品には世界共通の色番号が割り振られており、数年後に同じ色を買い足しても完全に同じ色味で作業を再開できます。一方、100均の糸はロットごとに色ブレが起きやすく、大作の途中で糸が足りなくなった場合、全く同じ色を再入手するのが困難です。
第3の差は「堅牢度(耐光性・耐洗濯性)」です。メーカー品は厳格な規格のもとで染色されており、日光による退色や洗濯時の色移りが極めて起きにくくなっています。