二世タレントという言葉すら浸透していなかった時代、加山はまさに芸能界におけるハイブリッドな血統の申し子として現れた。父・上原謙の端正な顔立ちと洗練された都会的センス、母・小桜葉子の気品あふれる立ち振る舞い。両親から受け継いだ資質は、単なる遺伝の域を超えて天性のオーラとなって開花する。
幼少期から一流の文化や音楽に囲まれて育った環境は、彼の豊かな感性を培った。スポーツ万能にして作詞・作曲までこなすマルチな才能。それは名門一族が育んだ圧倒的な育ちの良さと、たゆまぬ自己研鑽が融合した結果にほかならない。