1990年代、原宿の街角で産声をあげた東京ストリートカルチャー。その中心地で、常に異彩を放っていたのが彼女のセンスだった。セレクトショップのバイヤーやクリエイティブディレクターとして頭角を現した彼女は、既成概念にとらわれない独自のアプローチで時代の空気を可視化してみせた。
「かっこいいもの」への妥協なき眼差し。それこそが多くのクリエイターたちを惹きつける理由だ。時代の流行を機械的に追うのではなく、自分が心から震えるものだけを信じる姿勢。それがやがて、東京のファッションシーンそのものを動かす強力なエネルギーとなっていった。