アパートとマンションの違いとは?構造・防音性・費用の真実

アパートとマンションの違いとは?構造・防音性・費用の真実

アパートとマンションの違いとは?構造・防音性・費用の真実についての疑問解決ガイドをお届けします。

住み心地と安全性を左右する最大の要素が建物の「骨組み」です。構造によって遮音性(生活音の伝わりやすさ)や耐震性能、断熱効率は劇的に変化します。

軽量鉄骨造と重量鉄骨造の違いは、使用される鋼材の厚みです。鋼材の厚さが6mm未満を「軽量鉄骨」、6mm以上を「重量鉄骨」と呼びます。軽量鉄骨造は工場で部材をプレハブ生産して現場で組み立てるため工期が短くコストが抑えられますが、遮音性に関しては木造と大きな差がありません。一方、重量鉄骨造は柱や梁が強固で、ビルや中高層建築に用いられます。

さらに高い遮音性と堅牢性を誇るのがRC造(鉄筋コンクリート造)とSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)です。コンクリート自体の質量が大きいため、空気伝播音(話し声やテレビの音)を強力に遮断します。

構造種別防音性(遮音等級目安)耐震性・耐火性編集部の見解・評価木造(W造)
主にアパート★☆☆☆☆
隣戸の生活音・話し声が届きやすい(D-30〜35程度)新耐震基準なら倒壊リスク低/耐火性は低め家賃を限界まで抑えたい単身者向け。音に敏感な方には不向き。軽量鉄骨造
主にアパート★★☆☆☆
木造よりやや改善も足音などの固体音は響く粘り強く地震の揺れに耐える/一定の耐火性大手ハウスメーカー施工物件が多く、設備と家賃のバランスが良好。重量鉄骨造
中層マンション★★★☆☆
壁の厚み次第で実用的な遮音性を確保(D-40程度)柱が太く耐震性に優れる/耐火性良好RC造より家賃を抑えつつ、アパート以上の安心感を得たい場合に最適。鉄筋コンクリート造(RC造)
マンション★★★★☆
コンクリート壁で高い遮音性能(D-50前後)耐震性・耐火性・気密性ともに極めて高いプライバシー確保や在宅ワーク環境を重視する方の標準的な選択肢。鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
高層マンション★★★★★
最高クラスの遮音性・重厚感(D-55以上)超高層建築にも耐えうる最高峰の耐震・耐火性家賃・管理費は高額化するが、安全性と快適性は群を抜く。

耐震性に関して言えば、1981年6月1日以降に建築確認を受けた「新耐震基準」を満たしていれば、木造アパートであっても震度6強から7程度の大地震で倒壊しない強度が確保されています。ただし、揺れの体感や被災後の補修コスト、耐火性能という観点ではRC造マンションに軍配が上がります。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。